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日本語ジャーナル:日本語を「知る」「教える」

教案を作る本当の意味とは? 『今すぐ役立つ!日本語授業 教案の作り方』発売!

2016年に発売し好評を博した『日本語教師の7つ道具+(プラス) 教案の作り方編』が、シリーズの引っ越しを経て『今すぐ役立つ! 日本語授業 教案の作り方』(日本語教師ハンドブックシリーズ)としてリニューアルしました。担当編集者が感じたことや本書の…

日本語教師プロファイル宮田聖子さん―ずっと日本語を教え続けるために自らの教室を

今回の「日本語教師プロファイル」では、大学の非常勤講師を続けながら、ご自分の日本語スクール「MARBLE」を立ち上げた宮田聖子さんをご紹介します。宮田さんは東京都江東区の江東国際交流協会(IAK)の理事も務め、子どもへの日本語教育や「やさしい日本語…

【速報】日本語教員試験は令和6年11月17日(日)実施決定!

令和6年度日本語教員試験の実施日が発表になりました。また、昨年12月に行われた試行試験の問題の一部も公開されました。いよいよ、日本語教員試験の実施に向けて、さまざまなことが本格的に動き始めました。 実施日は令和6年11月17日(日) 2024年2月22…

2024年3月 日本語教師のためのセミナー情報

少しずつ暖かい日も増えてきたこのごろですね。2024年3月のセミナー情報をお届けします。3月にはアルク、スリーエーネットワーク、凡人社の3社が協力してお届けする日本語ボランティア向けセミナーを予定しています。『できる日本語』のスタートアップ講…

学習者が来なくなった日本語教室、どう立て直す?(北海道江別市) 

2024年3月1日にトークサロン「学習者が来なくなった日本語教室、どう立て直す?-共生のまちづくりを目指す活動を通して見えてきたこと」がオンラインで開催されます。このトークサロンで話題提供を行う、北海道江別市の平田未季さんに、取り組みの背景を…

【連載】教科書について考えてみませんか-第4回 「わかる」から「できる」へ

2011年4月から『月刊日本語』(アルク)で「教科書について考えてみませんか」という連載を掲載してから10年。2021年10月に「日本語教育の参照枠」が出て以来、現場では、コミュニケーションを重視した実践への関心が高まり、さまざまな現場で使用教科書の…

日本語能力試験N4応募者急増の背景とは

毎年7月と12月に日本国内を含む世界各地で実施されている日本語能力試験。2023年6月の応募者数が発表されましたが、その受験者総数はコロナ禍前の数字まで回復していました。その一方、応募者の内訳はコロナ禍前と大きく異なっていました。公表されている…

ゼロビギナーとの対話を考えることは、ことばの活動の原点 -日本語教育を考えるためのスタートライン3

細川英雄さんへのインタビューを通し、「ことばを教える」ことの本質へ迫る全3回の連載の最終回(第1回 第2回)。今回は、「でもゼロビギナーと対話するのは難しいから語彙、文法を教える必要があるよね」というよく起きる問いかけについて考えます。(深…

日本語教師プロファイル嶋田和子さん―主体性と創造性が活かせるこんな楽しい仕事はありません!

2024年最初の「日本語教師プロファイル」インタビューでは、東京都中野区にあるアクラス日本語教育研究所にお邪魔して、代表理事の嶋田和子先生にお話を伺ってきました。日本語教育界にとって一つの変革の年である今年、嶋田先生はどのようなお考えをお持ち…

登録日本語教員に登録申請する方法

2024年は登録日本語教員の制度がいよいよ本格的に動き出す年です。登録日本語教員を目指す方は、今後のスケジュールを踏まえて、必要なアクションの抜け漏れがないように計画的に動いていく必要があります。ここでは、登録日本語教員に登録申請するための方…

2024年2月・3月 日本語教師のためのセミナー情報

2024年1回目のセミナー情報となる今回、たくさんの情報をお寄せいただいております!ChatGPTやオンライン授業をテーマにしたセミナーも開催予定。教師を目指している方も、現役日本語教師の方もぜひご確認ください。メインテキスト「できる日本語」シリーズ…

日本語教師の将来性を生成AIに聞いてみました

日々のニュースで、その言葉を聞かない日がないというぐらい注目されている「生成AI」。社会のあらゆる面で広く普及し始めていますが、未だに敬遠している日本語教師は少なくないかもしれません。生成AIを使い始めるのは何となく敷居が高そうに見えますが、…

【連載】教科書について考えてみませんか-第3回 タスク先行型授業にチャレンジ!

2011年4月から『月刊日本語』(アルク)で「教科書について考えてみませんか」という連載を掲載してから10年。2021年10月に「日本語教育の参照枠」が出て以来、現場では、コミュニケーションを重視した実践への関心が高まり、さまざまな現場で使用教科書の…

日本語教師プロファイル速水希樹さん―受け身ではなく、私たちが変えていくんだという気持ちで

今回お話を伺ったのはECC日本語学院名古屋校の校長であり教務主任でもいらっしゃる速水希樹さんです。ご存じのように2023年5月に日本語教育機関認定法が成立し、2024年度から運用が開始されます。それに向けた対応等で大変お忙しい中、お時間を取っていただ…

日本語教員試験の試行試験の受験者に聞く

2023年12月10日(日)に日本語教員試験の試行試験が全国5カ所で行われました。今回の試行試験の結果を踏まえて、2024年秋には日本語教員試験の本試験が実施される予定です。ここでは、試行試験の受験者の声と合わせて、日本語教員試験についてまとめておき…

地域日本語教育を開拓する日本語教師-福島県いわき市

地域の日本語教育に携わる日本語教師が求められている現在。各地域で、日本語教師が未開拓の領域を切り拓き始めています。今回、福島県いわき市で、企業でのマネジメント経験をフルに生かして活動している日本語教師の下田まりこさんにお話をうかがいました…

フリーランスの日本語教師として働くー小山暁子さん3 同業者とつながるコミュニティー

フリーランス日本語教師として活躍中の小山暁子さんのコラムを全3回でお届けしていきます。『ビジネス日本語 教え方&働き方ガイド』(アルク)の中でもフリーランスの日本語教師としての働き方をご自身の経験から惜しみなく執筆してくださいました。フリー…

2024年1月・2月 日本語教師のためのセミナー情報

毎年同じことを言っている気がしますが、あっという間に年末がやってきました。日本語教育業界にとって、大きな動きがあった1年間でした。これからますます、日本語教師として新しい情報を得たり、知識を蓄えたりすることが求められて来ると思います。今月…

ことばを教える教師の役割とは何か-日本語教育のスタートライン2

細川英雄さんへのインタビューを通し、「ことばを教える」ことの本質に迫る全3回の連載。好評であった第1回を受け、第2回は「ことばを教える」ことの中核にある対話活動について、文型を使わせる授業、場面から始まる授業と比較して考えます。その中で、…

【連載】教科書について考えてみませんか-第2回 どんな教科書と付き合っていますか?

2011年4月から『月刊日本語』(アルク)で「教科書について考えてみませんか」という連載を掲載してから10年。2021年10月に「日本語教育の参照枠」が出て以来、現場では、コミュニケーションを重視した実践への関心が高まり、さまざまな現場で使用教科書の…

登録日本語教員になるには、どうしたらいいの?

2023年の日本語教育界の大きな話題の一つは、登録日本語教員ではないでしょうか。現在日本語を教えている人やこれから日本語教師になることを考えている人向けに、登録日本語教員になることのメリット、登録日本語教員になるためのルート、今後のスケジュー…

「日本語教師の自習室」運営江崎由美子さん~「触媒」をめざしていきたい

以前「日本語教師プロファイル」でインタビューさせていただいたCHEERS代表の江崎由美子さんは名古屋市で、日本語教師が自習したり、本を調べたり、おしゃべりしたりできる場所「日本語教師の自習室」を運営しています。それは、市内でも昔ながらの街並みが…

技能実習制度に代わる新制度で日本語能力を重視 ――日本語教育業界に与えるインパクト

政府の有識者会議である「技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議」は、2123年10月に、外国人の技能実習制度を廃止し、人材確保と人材育成を目的とする新たな制度を創設するためのたたき台を発表しました。たたき台の中では、特に日本語能…

「ことばを教える」とはどういうことかー日本語教育を考えるためのスタートライン

登録日本語教師の制度が動き始めるなど、日本語教師をめぐる社会状況が大きく変わってきています。この過渡期において、あらためて「日本語を教えるとはどういうことか」という原点を考えることで、私たちは何をすべきかが見えてくるのではないでしょうか。…

2023年12月 日本語教師のためのセミナー情報

急に寒くなり体温調節が難しいこのごろですね。でも寒いぐらいのほうが頭が冷えてよく動く気がします。日本で初めての冬を迎える、暖かい国の出身の学習者の方は体調管理が難しいかもしれないので、授業で防寒の話をするのもいいかもしれません。それでは今…

【連載】教科書について考えてみませんか-第1回 教科書を考えるって面白い! 

2011年4月から『月刊日本語』(アルク)で「教科書について考えてみませんか」という連載を掲載してから10年。2021年10月に「日本語教育の参照枠」が出て以来、現場では、コミュニケーションを重視した実践への関心が高まり、さまざまな現場で使用教科書の…

フリーランスの日本語教師として働くー小山暁子さん2 フリーランスはサービス業者

フリーランス日本語教師として活躍中の小山暁子さんのコラムを全3回でお届けしていきます。『ビジネス日本語 教え方&働き方ガイド』(アルク)の中でもフリーランスの日本語教師としての働き方をご自身の経験から惜しみなく執筆してくださいました。第2回…

地域日本語教育を開拓する日本語教師ー鹿児島県霧島市

地域の日本語教育に携わる日本語教師が求められている現在。各地域で、日本語教師が未開拓の領域を切り拓き始めています。今回、鹿児島県霧島市で「きりしまにほんごきょうしつ」を立ち上げ、活動している日本語教師の本田佐也佳さんに、インタビューを行い…

令和4年度 国語に関する世論調査――「涼しい顔」はどんな顔? 「忸怩たる思い」はどんな思い?

文化庁から、令和4年度「国語に関する世論調査」の結果が発表になりました。日本語やコミュニケーション、ローマ字表記に関する意識、気になる言葉や日本語の変化など、今の日本人の日本語に対する意識を数値で見て見ましょう。 「国語に関する世論調査」と…

アルクの解答速報ー令和5年度日本語教育能力検定試験

2023年10月22日に行われた日本語教育能力検定試験。受験された皆さま、お疲れさまでした!アルクでは毎年、検定試験の解答速報を作成しています。アルクが独自に作成するもので、試験主催団体から公表されるものではありませんので、ご注意ください。解答に…

日本語教師プロファイル小島若葉さん―教師にもメンタルヘルスケアが必要です!

今回「日本語教師プロファイル」でご紹介するのは、オンライン日本語プライベートレッスン事業Waka Language Laboratory代表の日本語教師であり、産業カウンセラーの資格もお持ちの小島若葉さんです。外国ルーツの高校生への日本語支援やポッドキャスト、not…

令和5年度日本語教育能力検定試験の振り返り

令和5年度日本語教育能力検定試験は、2023年10月22日(日)に全国7地区・9会場で実施されました。受験された方は、本当にお疲れ様でした! ここでは簡単に試験を振り返っておきます。 全体を通して 前回の令和4年度日本語教育能力検定試験に引き続き、令…

フリーランスの日本語教師として働く―小山暁子さん1 日本語教師への道のり

フリーランス日本語教師として活躍中の小山暁子さんのコラムを全3回でお届けしていきます。2023年9月に発売したご著書『ビジネス日本語 教え方&働き方ガイド』(アルク、共著)の中でもフリーランスの日本語教師としての働き方をご自身の経験から惜しみな…

日本語教育能力検定試験、アルクの解答速報は10月30日(月)15時公開予定!

2022年10月23日(日)の令和4年度の日本語教育能力検定試験が直前に迫ってきました。SNSでは受験される皆さんのお手元に受験票が届いている様子が、続々とアップされています。アルクでは毎年恒例の解答速報を今年も実施します。公開日時は2022年10月31日(…

2023年10月・11月 日本語教師のためのセミナー情報

涼しい風が吹く気持ちのいい季節となりました。学習者の方たちは、半袖か長袖か、ジャケットを着るべきか? 迷うことも多そうです。朝晩の寒暖差で体調を崩すことも多いので気を付けたいですね。秋も深まる10月・11月のセミナーをご紹介していきます。 ▼オン…

パブリックコメント第2弾募集中!

日本語教育機関認定法の省令案等に関するパブリックコメント募集には、日本語教育関係者から多くの意見が寄せられました。第2弾は、認定日本語教育機関教育課程編成のための指針案及び登録実践研修機関・登録日本語教員養成機関のコアカリキュラム案につい…

日本語教育能力検定試験の傾向と対策5―令和5年度の時事問題のチェックポイント

ここでは、令和5年度の日本語教育能力検定試験を受験される方向けに、その傾向と対策について考えます。近年の日本語教育の状況に関する時事問題は、毎年、数値等が変化するために対策が立てにくく、多くの受験者が頭を悩ますところです。ここでは、日本語…

日本語教師プロファイル加藤林太郎さん―日本語教師は何者か?何をしうる人なのか?について考えていく

今回の「日本語教師プロファイル」は、神田外語大学講師の加藤林太郎さんの登場です。加藤さんは共同で主宰される「糧ラボ」の活動や、Twitter(現X)での発言でご存じの方も多いかと思います。加藤さんにこれまでの歩みだけでなく、日本語教育機関の認定制…

CEFRの本質から「日本語教育の参照枠」への向き合い方を考える(後編)

多くの反響を呼んでいる前編に続き、「日本語教育の参照枠」への向き合い方を考えるために、CEFRの本質について細川英雄さんに行ったインタービューの後編です(前編は、コチラからご覧いただけます)。後編は、複言語主義、A1からC2までの6段階、「日本…

全国の自治体が立てた地域日本語教育の課題とは?

現在、55の地方公共団体が文化庁の「地域日本語教育の総合的な体制づくり推進事業」(以下、「推進事業」)に取り組んでいます。では、「推進事業」を活用して、地方公共団体は何に取り組んでいるのでしょうか。それは地域の日本語教育に関する課題を解決するこ…

ビジネス日本語の教え方と働き方-第2回 ビジネス経験がなくても、ビジネス日本語を教えています!

アルクの新刊書籍『ビジネス日本語 教え方&働き方ガイド』、9月1日の発売を記念し、著者である三人の先生方に順に登場して「ビジネス日本語」について語っていただきます。第2回はNPO法人日本語教育研究所副理事長兼主任研究員である武田聡子先生です。…

日本語会話テストを受験する魅力は効率のよさ―日本語教育機関におけるJSSTの活用事例―

アルクの電話による日本語会話テストJSST(Japanese Standard Speaking Test)は、2008年に開発されて以来、多くの企業や日本語教育機関で利用されています。今回はその一例として、Akira Online Japanese School TOKYOでの活用法をご紹介します。スピーキン…

共生への第一歩、地域の外国人住民とのトークフォークダンス

2023年9月2日、福岡市で、地域の日本人住民と外国人住民のつながりをつくる試みとして、トークフォークダンスが開催されました。これまでコミュニティづくりの観点から地域の子どもと大人のしゃべり場であるトークフォークダンスが実施されてきました。本…

CEFRの本質から「日本語教育の参照枠」への向き合い方を考える(前編)

現在、「日本語教育の参照枠」を活用した実践をどのように行うか、について関心が集まっています。「日本語教育の参照枠」はCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)から生まれたものなので、CEFRの本質を理解できれば、「日本語教育の参照枠」をより活用できるよ…

2023年10月 日本語教師のためのセミナー情報

鈴虫の声が聞こえ始め、秋の気配を感じられるようになってきました。台風も多いので気を付けて過ごしたいこのごろですね。さて今月もオンラインセミナー、対面セミナーともに情報が目白押しです。アルクの新刊セミナーや、「できる日本語」シリーズの著者陣…

日本語教育機関の認定基準案等についてのパブリックコメント募集中!

日本語教師の国家資格化に関する「日本語教育の適正かつ確実な実施を図るための日本語教育機関の認定等に関する法律」(以下、日本語教育機関認定法)が、2023年6月2日に公布されました。この法律に関する詳細を定めた施行規則案や認定基準案等について、文…

9月1日発売! 新刊『ビジネス日本語 教え方&働き方ガイド』ができるまで

日本語学校から企業へと活躍の場を広げ、キャリアアップを目指す日本語教師必読の一冊が登場しました!9月1日発売『ビジネス日本語 教え方&働き方ガイド』です。担当編集者から完成までの経緯と、本書の特長をお伝えします!(編集部) 今必要なのは「テ…

日本語教師プロファイル栗又由利子さん―先頭に立って旗を振るのではなく後押しをする役として

今回お話を伺ったのは「㈱きぼう国際外語学院」主任講師の栗又由利子さんです。栗又さんは所属機関で技能実習生の入国後研修を行うだけでなく、多文化共生のための任意団体「TABUWATA」の代表も務められています。2023年1月には世良時子さんとの共著で『感…

分かりやすい授業のためにー『日本語授業の進め方 生中継』の著者、金子史朗さん

『日本語授業の進め方 生中継』(アルク)は教師経験豊富な、現在、友国際文化学院の校長である金子史朗さんの授業に密着して取材し、まるで見学しているかのように写真付きで授業の様子を見ることができる書籍です。今回は友国際文化学院に伺い、金子さんの…

ビジネス日本語の教え方と働き方ー第1回「例外が普通」、そもそもビジネス日本語ってどんなもの?

アルクの新刊書籍『ビジネス日本語 教え方&働き方ガイド』、9月1日の発売を記念し、著者である三人の先生方に順に登場して「ビジネス日本語」について語っていただきます。第1回はNPO法人日本語教育研究所理事のお一人である長崎清美先生です。ビジネス日…